スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【Mew・いろは・ルカ】 ギヨーム・ド・マショーのモテット1 【ボカロ古楽】

久しぶりの更新になります。新しい作品を投稿しました。








ここ半年ほどクラシック・古楽に興味津々の状態で、最初はConcerto が協奏曲であることも知らなかったのに、今では700年前のフランスの音楽をボカロに歌わすところまで来ました…。

今回のは取材・下調べが大変でした。
音源と歌詞は検索すると割とヒットします。…が、マショーの楽譜やmidiはネットではなかなか見当たりませんでした。
youtubeに楽譜付きの動画があったので、それを元にmidi化して、メロディだけではツマラナイな~と歌わせてみたという形です。

でも読み方に自信ありません。
こちらのありがたい記事と、普通のフランス語の読みを勉強してみたのと、元動画のリスニングの結果の出来になります。

この取り組みの前までは、「綺麗な曲だな~」と思っても、誰が何を歌っているのかチンプンカンプンでしたが、今は大体分かるので少し幸せです。

フランス語は読まない綴りがたくさんあるので、意識の焦点が左から右へ矢のように飛んでく不思議な感じがします。beaucoup と書いてボクーとしか読まないんだから驚きです。




原曲について:
「なんだこの曲?」って人のために、自分が知る限りのことを簡単に説明します(にわか)。

モテットとは3人以上が異なる旋律、歌詞を歌う形式です。
対位法で書かれたポリフォニーということです。「主旋律+伴奏」の形式との違いを否応にも意識させられます。
タイトルが長いのも、3つの歌詞の頭を並べているからです。誰が何を歌っているのか聞き取りづらいことで有名です。この時代から200年以上かけてどんどん人数が増えていって、4~8人が当たり前になります。自分が知る限り、最高で40声部というのもあります。

単旋律のグレゴリオ聖歌なんかはモノフォニーと呼ばれます。一つの旋律を複数で歌ってもモノフォニーです。
対して、今回の曲のように、複数の声部が異なる旋律を奏でるのがポリフォニー。
今現在の主流である「主旋律+伴奏」はホモフォニー。
他に、モノフォニーのテンポやタイミングを微妙にずらすヘテロフォニーなど、いろいろあるみたいです。

メロディはドリア旋法で書かれてあると思われます。鍵盤で弾くと分かります。教会旋法の一種です。
教会旋法とは、ドレミファソラシド(およびラシドレミファソ)のうちの1~2つを半音だけ上下させたものです。その結果、メロディの雰囲気が若干異なってきます。
ドリア旋法は、「スカボロー・フェア」とか「グリーン・スリーブス」で使われてもいて、現代でも割とありふれている方かと思います。

8分の9拍子…、3連符の3拍子という点も珍しいですね。この頃は3連中抜きの曲が多いです。キリスト教の三位一体と関係しているとか言われています。詳しくは分かりませんが、いろんな拍子の曲を知ることができます。

音律は、歴史的にこの頃はピタゴラス音律で歌われていたに違いありません。
音律については長くなるので省略します。純正律、中全音律、平均律といろいろあるわけですが、中世の頃はピタゴラス音律だけを念頭に置いておけばよいと思われます。


中世・ルネサンス期の音楽は、このように「対位法&ポリフォニーという作曲技法」「単なるドレミファソラシドでないメロディの仕組み:教会旋法」「平均律とはちょっと響きが違う幾つかの音律」という3点を意識しながら聴くと、興味が尽きません。いろいろ勉強になります。

スポンサーサイト

テーマ : DTM
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

リスト

プロフィール

はとみね

Author:はとみね
DTM/VOCALOIDやってます。つくってきたものはこちらです。
ゲームの記事から来た人は、ネタバレに注意してください。いきなりあらすじ書いてますし、画像晒してます。

最新記事
カテゴリ
最新コメント
リンク
日々のつぶやき
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。